以前shimと二人でやってみたが、やはりマストフォローがあるので複数の方が面白いだろうと、masa、miyaとやった3人プレイをレビューする。
miya、masa、moryの順で開始。
1ラウンド目は、やはり土台と先端の確保が大事。この2つが最小単位だから、揃えないと建てていけないからだ。
また今回は追加ルールの「買い手の雇用」もいれてある。これは手数と同義の買い手を増やせる行為だ。
どのタイミングでこれを利用するか悩ましい。
と思ってたら、miya、masaともここから始めた。確かに1ラウンド目はここでいいよな、と思いつつ、私は同じことをしたくなかったので、初手は「資金10アサラ」をゲット。
その後は予想通り、土台と先端が売れる売れる。私は初手で得た莫大な資金で、中継ぎパーツも絡めて、一気に建設。3つの塔を建てた。おまけでスタートマーカーも得て手番終了。
手数の多い二人は、塔のパーツとお金を貯めこんで終了した。
これが1ラウンド終了時。
3つの塔を建てて順風満帆な私。
ちなみに金もパーツもからっから。
最初っから全力建設。
miyaとmasaは1つの塔だが、それぞれ得点の高い黒塔と白塔。それもまあまあの高さ。
勝つためには、白塔か黒塔は点に絡めたいところ。
つまり最終的に高さ2位以内には入っておきたい。
2ラウンド目は一気に中継ぎパーツが売れる。中継ぎは長短の2種類あって、当然長い方が得である。私は「雇用」からスタートし買い手カードを増やしたものの、上手くフォローができず、結局2枚出しが多くなる。「雇用」や「資金」は、欲しいものを得る速度で損をするのだ。うーん、なかなかのジレンマ。
中継ぎを上手く買えなかった私は、塔の数を稼ぐ作戦に変更。終了時に「世界一多くの塔を建てた者」はけっこうなボーナスが入るからだ。
3ラウンド目は、マストフォローが猛威を振るう。
最初はmiyaと私で土台や中継ぎ(長)を争っていた。
特に二人は土台の購入に「緑」の買い手カードを沢山使っていたのだが、ここで、
masa「頂点は緑フォロー」
miya&mory「!」
masa「建築は緑フォロー」
miya&mory「!!」
masa「雇用は緑フォロー」
miya&mory「!!!」
手に残していた緑をこれらに振ってきたのだ。これはさすがにmiyaと私はフォローできず、苦肉の2枚使い。当然、手数は激減で、3ラウンド目はmasaにしてやられた形。
そしてこれが3ラウンド目終了時。全員4つの塔を建築している。
私の強みは茶塔と白塔。特に白塔のトップがアツい。このままキープしたいところだ。茶塔は「世界一高い塔」のボーナスを得るのに持ってこいだが、miyaもかなりの高さなのがネックだ。
黒塔は完全に失敗。これでは2人には追いつけそうにない。
masaは赤塔が強い。黒白塔も点に絡ませそうな感じである。
白塔2つは・・・失策だろう(笑)彼は3ラウンド目を一番上手く立ち回ったため、最終ラウンドが怖い。
miyaは黒塔の首位は堅そう。最高得点の白塔こそないが、緑塔と茶塔もかなりの高さだ。赤塔も伸ばすと4色で高得点が期待できる布陣。
塔の建設は互角。
「世界一高い塔」「世界一多い塔」のボーナスが勝負の分かれ目か。私が紋章付きパーツをこそこそ組み込んでいたため、その分のリードで首位で折り返しているが・・・逃げ切りたい!
最終4ラウンド!
初手は私。ここで「雇用」の選択肢はない。最速で必要パーツを集めるべし。強みの白塔と茶塔の中継ぎを押さえ、追随を許さぬ高さにする。
これを見たmiyaは緑塔とまだ小さかった赤塔を伸ばし始める。茶塔は2位でいいと踏んだようだ。
赤塔はmiyaがトップかと思いきや、masaが買いためていたパーツを一気に建築。恐ろしい高さの赤塔が出来上がった。
そして決算へ。
mory
miya
masa
茶塔 1位:mory 2位:miya
緑塔 1位:miya 2位:mory
赤塔 1位:masa 2位:miya
黒塔 1位:miya 2位:masa
白塔 1位:mory 2位:masa
順位に絡んだ数は、mory:3、miya:4、masa:3であった。
そして「世界一高い塔」はmasaの赤塔。
「世界一多くの塔」はmory&miyaの5つずつ。
【最終得点】
1位:mory(66点) 2位:miya(55点) 3位masa(54点)
勝因は地道な「紋章稼ぎ」と、「多くの塔」ボーナスを同着1位に持ち込めたことだろう。
これがmiyaやmasaに抑えられていたら違った結果だったはず。
私的:3点
3人プレイの採点。2人よりは多人数の方が面白い。
ルールも難しくはないし、適度に悩めるし、やっぱ優等生。
ボードゲームの出木杉君だな。